人々のつながり

非社交的、理念的で、平和な時代には適応に困難を感じることがあっても現実に足をとられていませんから、社会が激しく変動する時代に遭遇すると、予言者になったり探検家になったりする人も少なくありません。こうしたタイプにひかれる循環気質の人がいても不思議ではありません。ドイツの精神医学者ウィンクラーが説明しているように、現代絵画には、抽象的であったり、概念的であったり、あるいは幾何学的であったりなど、分裂病者が書いた絵とひじょうによく似ているところがあります。現代の時代精神は、分裂病型の精神と重なっているかもしれません。言い換えれば、現代社会とりわけ都市生活では、伝統的な地縁的、血縁的な人々のつながりが解体し、人々がバラバラになって生きています。そのため、孤独に強いこと、情緒的なつながりをあまり求め過ぎない人のほうが、現代の都市生活には適応しやすいとも言えます。その意味では、やせ型の人間の存在価値は高まりつつあるわけです。旧来の村社会では、先のことや変わったことを考えず、現実的なことだけを考え、周囲の人と協調する、親切でいい人だといわれる循環気質の人のほうが通用するのですが、最近のような、社会の変動が激しい時代には、村から東京に飛び出していき、仕事を始めたりするタイプのほうが成功するでしょう。村社会で通用する人は、東京に来て一人で孤独な生活するにはあまり向かないのです。結婚後の生活で問題が発生し、解決しようとすると、また別の問題が出てくるかもしれませんが、←ここで相性ピッタリの結婚相手を見つければそんな心配は少しで済むでしょう。

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